股関節の痛み・足の付け根の痛み・変形性股関節症

2021年7月16日

股関節に問題を抱えていらっしゃる方、股関節の痛みは、はたして骨の変形の問題なのでしょうか? 軟骨の擦り減りが問題なのでしょうか?

変形しているから、軟骨が擦り減っているからと言われても諦めないでください。
股関節の痛みは骨盤の歪み、膝関節の歪み、足首の歪みなどが重なって痛みとして現れます。
関節を取り巻く筋肉や靭帯などに痛みの元となるポイントが出来上がっている場合が多く、このポイントはトリーガポイント(痛みの引き金となる筋肉の塊=筋硬結)と呼ばれますが、痛みの真の原因になっていることが実は多いんです。

    腸腰筋トリガーポイント           鼠蹊部痛

上記の図は一例、他もあります。
×印がトリガーポイント 赤い所が痛みを感じる部位

トリガーポイントを押して痛みが出れば、その痛みはトリガーポイントからの痛みで、変形や軟骨の擦り減りなどからではありません。

冷えから、足の付け根(鼠蹊部)が血行不良を起こし痛みが出ているかもしれません。このような方も、少なくありません。血行不良を起こしている所には筋肉などの組織が凝り固まっています、このこりを無くさないと冷えも改善しません。

痛み止めの注射や薬、シップ、電気などで快方に向かわずにお困りの方、原因不明で手立てなくお過ごしの方、本当の原因にアプローチしましょう。

歪みと冷えと筋肉にアプローチすれば解決できるかもしれません、あきらめないでください。

十数年来股関節からももの前面、膝にかけ痛みとしびれ感があり、酷くなると足を引きずると来られた方が、問題は骨盤の筋肉にありました。

変形性股関節症と診断された方が、痛いのに今は特別出来ることがない、酷くなったら手術と言われ来られました。
骨盤と股関節周辺を整えると痛みはなくなり、

「このまま酷くなるまで待つしかないと言われた時は、どうして良いか分からなかった」

とおっしゃっていました。

足の付け根の痛みを訴えられる場合、股関節から腰骨につく大腰筋が拘縮し、鼠蹊部に痛みが出たり、リンパの流れが滞り痛みが出たりします。

足を閉じたり開いたりする時に痛いのも、股関節を取り巻く数種類の筋肉に問題があります。

筋硬結(筋肉のこり、しこり)が問題になっていることは多いんです。

以下では、当院の考え、具体的アプローチ方法を紹介します。

京都整体日記(ブログ)より一部抜粋・・・

股関節の痛みについて、原因は変形性、軟骨ではない?

股関節痛で股関節に問題があるとされる変形性股関節症、臼蓋形成不全などがありますが、骨や軟骨には神経がありませんので、痛みは感じません。

その痛みはレントゲンでは写らない筋肉や関節包、骨膜が痛みの原因といわれています。骨や軟骨の変形からくる痛みではないのです。

肩の周辺の筋肉が硬くなり「こる」と肩が痛くなるのと同じで、股関節周辺の筋肉も硬くなり「こり」ます。

ももやおしりの筋肉群を押さえて痛みがあればこっているんです。

そこを緩めれば(ほぐせば)肩の痛みがなくなるのと同様、股関節の痛みがなくなります。

股関節痛を抱えて来院される方が言われることは、病院ではシップ、薬、さらに酷くなれば手術、歩くのは良くないと言われたなど・・・、

果たしてそうなのでしょか、痛みが酷くなるまで何もすることがないのでしょうか?

いいえ、そんな事はありません!

当院では、特に痛みの元となる筋肉などの組織を調整し、骨盤、股関節、膝、足首などの歪みを整え関節にかかる負担を減らし対処します。

※(注)こっているからと強く押したり揉んだり頻繁にしても肩こりページにも書いていますが、痛みの元であるこりは緩まず、過刺激となり痛み等が取り除けなくなります。

10分歩くと痛くて歩けなくなる。臼蓋形成不全と診断

2年前から痛くなり、10分歩くと痛くて歩けなくなる。整形外科では、臼蓋形成不全と診断。50代 女性

歩くと痛み、しゃがむ姿勢もつらい、動きはロボットのようにぎこちない様子でした。痛みは左右の足にある。

まずはからだ全体をチェック、歪みも相当あり、特に臀筋群と股関節の動きに関わる大腰筋の硬さがありました。

それと、股関節の痛みを訴えられる場合、モモの筋肉にもハリや痛みを感じられているのも少なくないですね。この方も随分硬かったです。

動きの悪さや股関節周辺の筋肉群の硬さから、やはり、痛みは股関節そのものでなく、筋肉などの組織からと思われました。

初回、股関節周辺の筋肉群と臀筋群、大腰筋を調整。(お仕事の都合上週一回の調整)

2回目(6日後)、あまり痛みに変化ない。初回同様、筋肉群を主とし調整。

3回目(7日後)、前回後は足が軽く楽になり、歩いての痛みも軽減、痛みの度合いは半分くらいに。

4回目(7日後)、仕事をすると痛んでくる。初めは右の方が痛みが強かったが今は左。

5回目(7日後)、痛みはあるが軽い感じ、日により状態も違ってくる。動きは随分スムーズになられ、当初の痛みからは7割程度軽減していると言われました。

大分良いので間隔を2週間後にされ、その都度、痛みはあるが調子がよく、歩いても良い状態。

その後、1か月に1回予防を兼ね定期的に来られています。

当初は痛みも酷く、ロボットの様な動きと表情も固かったですが痛みがなくなるにつれ、笑顔になられました。

股関節の痛みに関し、股関節の変形や骨のすり減りなどでお悩みの方多いですね。
変形が進み過ぎていると形を元に戻すことはできないかもしれませんが、筋肉等の組織の状態を良くし、関節にかかる負担を軽減すれば痛みも軽減され、無くなって行きます。
どうぞあきらめないでください!

※「症状には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。」

右臀部(おしり)辺りから、足の付け根、右そけい部痛、だるさ。

右臀部(おしり)辺りから、足の付け根、右そけい部痛、だるさ。60代 女性

このような訴えは比較的少なくありません。腰痛も伴い訴えられる方もいらっしゃいます。
検査して腰椎に問題なければ、坐骨神経痛といわれたりします。腰椎に問題があればヘルニアといわれたり。

骨盤の大きな関節、仙腸関節の動きが随分悪くなっている場合が多く、その周辺の筋肉群はかなり硬くなっています。
そして、そけい部辺りの痛み、だるさは、腰痛にも大きく関わる腰椎から股関節につく大腰筋、骨盤の内側につく腸骨筋に問題があります。

この動きが悪くなると股関節の動き、骨盤の動きが悪くなり様々な所に影響が現れます。
この方も、仙腸関節付近の臀筋群に硬さがあり、腸腰筋(大腰筋・腸骨筋)にも硬さがありました。

歩き始めや、長時間座っている・立っているととだんだん痛怠い、寝ていて寝返り時に痛むなど言われます。

右殿部の筋肉群を整え、腸腰筋も整え、仙腸関節の動き良くなるように調整しました。

2回目に来られた際には、お孫さんを抱っこしたりが多かったので、つっぱり感が出ているとのことでした。

3回目には随分楽な感じ、4回目にはほとんど感じないと言われました。

日常生活の影響や症状をどのくらいの期間患っていらっしゃるかにより、様々な影響から長期に渡りお悩みの場合は、薄皮が剥がれるような感じでだんだん快方に向かわれる方も中にはいらっしゃいますが、通常、からだの反応が良い方だと4~7回くらいでよくなって行かれます。

電気や注射、マッサージ、骨の矯正だけでよくならない方、臀筋群と腸腰筋、仙腸関節の調整が必要です!

※「症状には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。」

開いて閉じる時股関節が痛い。

2年ぐらい前から特に右の股関節が痛み、足を開き閉じる時が一番痛く、前かがみになる動作、靴を履いたりするのもつらいとご紹介で来られたました。左の腰には痛みがある。40代 男性。

身体の歪みをチェックすると、足の長さも左右かなり違い、骨盤の傾きも大きな状態でした。
骨盤周辺と足の付け根の前後に筋肉の塊(しこり)があり押すと痛みもあります。

特にご本人はあまり自覚されていませんが腸腰筋が硬く、股関節の痛みに大いに関係していると思われました。

右の腸腰筋を押すとかなりの痛みを感じられ、その辺りは昔から痛みがあって、お医者さんへ行ったが異常なしと言われたそうです。
でも、痛みはずっとあったそうで、腸腰筋は骨盤や足の動きに関わってきますので、やはり、大元はここが問題と思われました。

骨盤、股関節周囲もかなり硬く、丹念な調整が必要で、腸腰筋も入念に整えました。

2回目の時、靴を履く動作が楽で、歪みも前回の半分程度になっています。

その後仕事が忙しく、2か月程空いた状態で来られ、走ってからまたすごく痛みが出て来たと言われました。

歪み、硬さもほぼ戻っており、今回はしっかり通いますと言われ、筋肉の状態を丹念に整えました。

4回ほどで随分楽になり、動作による痛みはかなり改善しました。

数年にわたる痛みを我慢され、その影響が他にも出ており、問題個所がいくつもありました

再発しやすい状態なので、自己ケアもアドバイスし、酷くならない様に定期的なケアをおすすめしました。

痛みの元がしっかり取り除かれないと何年も抱える事になり、その影響が他の部分にも表れてきます、痛みは出来るだけ早く取り除きましょう!

※「症状には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。」


他の改善例は京都整体日記(ブログ)をご覧ください・・・

・・・など


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痛みやしびれはなぜ引き起こされるのか、骨だけに目を向けても解決できない理由を知ってください。

Posted by 院長