膝痛について
膝の痛みに関して、軟骨の擦り減りや半月板の損傷、変形性などの問題と言われどうしていいのかわからない方、医療機関では異常が見当たらず手立て無くお悩みの方へ。
~出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より~
変形性膝関節症は、筋力低下、加齢、肥満などのきっかけにより膝関節の機能が低下して、膝軟骨や半月板のかみ合わせが緩んだり変形や断裂を起こし、多くが炎症による関節液の過剰滞留があり、痛みを伴う病気である。
膝関節のクッションの役目を果たす膝軟骨や半月板が長期間に少しずつすり減り変形することで起こるもの(一次性)と、関節リウマチや膝のケガなどの他の原因によって引き起こされるもの(二次性)の2種類がある。
日本国内に限っても患者数は約700万人というありふれた疾患であり、年だからとあきらめたり、我慢しているケースが多いのもこの病気の特徴で、行動が制限されがちになるため、適切なケアが望まれる。
通常、膝関節の表面は軟骨で覆われており、この軟骨と膝関節間隙を囲うように存在する半月板とが外的衝撃を和らげ、関節の動きを滑らかにする働きをしている。
また、ヒアルロン酸を含み関節間を満たした関節液が潤滑と栄養補給の役割を果たしている。靱帯は関節の骨と骨をつないで安定化させている。
初期には関節軟骨のみが障害を受ける場合が多く、やがて障害範囲が関節軟骨の磨耗、半月板の断裂、靱帯の障害などを含んだものへと進行することによって、関節炎が起こり、過剰な関節液が溜まる「膝関節水症」を引き起こす。
症状は人によって差異が見られるが、一般的には初期段階で、階段の昇降時や歩き始めに痛んだり、正座やしゃがむ姿勢がつらくなる。病気の進行とともに、起床時の膝のこわばりや、関節が炎症を起こす、「水がたまる」と表現される膝関節液の過剰滞留などの症状が出やすくなる。
さらに進行すると、大腿骨と脛骨が直接こすれることで激しい痛みが生じ、やがて歩行困難となる。
40歳以上の男女の6割が罹患しているというデータもある。また、どの年代でも女性が男性に比べて1.5-2倍多く、高齢者では男性の4倍といわれている。O脚の関連も指摘されている。加齢とともに発症しやすく、中高年の女性に多くみられる。
と解説されていますが、
膝痛の原因は、骨や軟骨や半月板ではなく、筋肉に出来たトリガーポイント(痛みの引き金=筋硬結[筋肉のしこり])から来ることが多いということをご存知ですか?
トリガーポイントができあがったモモや膝周辺の問題を解決すれば痛みから解放されます。
その理由・・・
「これまでひざ痛の最大の原因は、加齢によるひざの軟骨のすり減りだと考えられていました。しかし近年の研究で全く別の新原因『ひざのコリ』が多くの人のひざ痛を引き起こしていることが明らかになってきた」
詳しくはこちらを熟読ください、その理由を知り対処しましょう⇒ひざ痛の新原因はひざの筋肉や腱のコリだった!
ここでは、その原因に対処する方法、回復例等を紹介します。変形性でO脚が酷くてもあきらめないでください、変形がそのままでも痛みがとれることがあります。
京都整体日記(ブログ)より一部抜粋・・・
膝裏の痛み、水が溜まる。
左膝裏の痛みと水が溜る、くるぶしにも水が溜まる。肩こり、腰痛もあり。40代 女性
立ち仕事でヒールの高い靴を履いており、夜になるとくるぶし辺りの腫れがきつくなるそうです。
まずからだ全体をチェックすると、骨盤の歪みや上半身の背中、肩も柔軟性が無くかたまっている状態で、左ふくらはぎも相当硬くなっていています。
左に体重が乗り易く、負荷がかかるので膝やくるぶしに相当ストレスがかかるようです。
骨盤の状態を整え、重心位置が真ん中にくるようにし、膝裏やふくらはぎの押して痛い部分を整え、あわせて上半身も整えるようにました。
初回を終え、
2回目(1週間後)、膝の痛みはなくなっているが夜になると腫れてくる。腰痛もましでおおむけに寝るのが楽に。
高いヒールを履かれていて腰痛がある場合、仰向け寝ると痛いので寝れないと言われるのも多いですね。
骨盤が反り、反り腰になっているからです。このような場合、モモの全面やふくらはぎの調整が必要です。
3回目(1週間後)、腫れ(水が溜まる)が引いている日が多かった。膝は同じ姿勢の後、動きにくい。同じ姿勢が続くと筋肉が自然に縮み、硬くなってくるんですね。
4回目(1週間後)、一昨日から少し膝に痛み、腫れが出てきた。
状態はかなり良くなってきましたので、少し間隔を空けて様子を見てもらいました。
5回目(20日後)、膝の痛みはなく、怠い感じ。
この方のように、お仕事柄高めのヒールを履かなければならず、腰痛をお持ちの方も多いですね。高いヒールは前傾姿勢となり、モモの全面に緊張がおき反り腰となり、ふくらはぎや背中にもかなり負担をかけます。そして、どちらかに重心が偏るとこの方のように膝やくるぶしに相当なストレスがかかり問題が発生してくるのです。
その原因は痛みや腫れの出る膝やくるぶしにはありません。骨盤の歪み、モモ、ふくらはぎにあるのです。いくら膝に電気やシップをしても治まらないのはそこに原因がないからです。
原因をしっかり見極めてください!
※「症状には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。」
2ヶ月前からだんだん膝に痛みが・・
2ヶ月前からだんだん膝が痛みだし、正座が出来なくなり、杖をついて来られました。60代 男性
この方は、以前より腰痛、肩痛で来られた事があり、久しぶりの来院でした。
だんだん膝の痛みが酷くなり、整形外科を受診されましたが骨には異常なく、痛み止め等で対処されたそうです。
歩くのもつらく杖を突いて来られ、階段を降りるのが特につらいと言われました。痛みは膝の内側、お皿(膝蓋骨)の下辺りと言われました。
まず膝関節に問題がないかを確認しました、お皿(膝蓋骨)の動きも確認、問題はないようでした。
それではと、膝に関わる筋肉などの組織にトリガーポイント(痛みの引き金)がないかを確認。
問題箇所がいくつか見つかりました!
特にももの裏側、膝裏内側は押さえると痛みで飛びあがるような感じでした。痛みの大元はここです、ももの前面、股関節も調整しました。
一通り終え、立ってもらうとかなり痛みは軽減され、歩く動作も随分ましだと言われました。帰り際には杖を使わずに帰られました。
次回(2日後)、痛みはましだが歩いたりすると痛みが戻ってくる感じと言われました。もも裏を特に調整すると、膝の内側の痛みが軽減されます。前回の後からは杖を使われていません。
3回目(2日後)、前回の後仕事中はよかった(立ち仕事で階段の昇り降りもある)が、特に階段を降りるのが痛む。
仕事が忙しくなるので集中して受けたいと申し出があり、以後2日間受けられました。
日に日に動作はしやすくなり、見た感じもお辛さが無くなってきたようです。
2週間後に来られた際には、随分歩くのも支障がなくなっていましたが、階段を降りる時に痛みが出るようでした。
立ち仕事で持続的にももの裏や膝裏にあるトリガーポイントが緊張を増し、硬くなり痛みに繋がっているようです。
受けていただいた後は、曲げる動作や踏ん張る動作にも痛みがでなくなりました。
膝関節に問題がある場合もありますが、レントゲンで異常なしと言われたらトリガーポイントを疑って下さい。原因は確かにありますよ!
まぁ、骨に問題があってもそれが痛みの原因とは限りませんが・・・
※「症状には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。」
膝が痛み正座ができない。
腰痛と2年前から膝が痛み正座ができなくなったとご紹介で来院。70代 女性
整形外科ではヒアルロン酸の注射を受け、牽引、マッサージを受けているがよくならず、正座をしてはいけないと言われたそうです。
からだ全体をチェックするとかなり左に重心が傾いていて、これでは腰や膝に負担がかかっても仕方ない状態でした。
痛みも左腰、左膝に出ています、当然の結果のようです。
からだ全体を整え、片方に負担がかからないようにし、膝の痛みの原因を確認すると、膝関節に無いと思われ、膝周辺を整えました。
一通り終え、正座をしていただくと、「できます!不思議、なんで・・?」と言われました。
整形外科では正座をしてはいけないと言われ、でもしなくてはいけない時もあるのでと喜んでおられました。
からだの歪みは徐々に起こってきた結果ですので、固定化するのにはまだかかると思いますとお話ししました。
「もっと早くから来させていただいたら良かった」と言われていました。
マッサージ、牽引、注射でよくならない腰痛、膝痛をお持ちの方、からだの歪みはありませんか?
歪みと共に筋肉等の組織に問題が出来上がってきます、その辺りをしっかり整えましょう!
※「症状には個人差があります。効果効能を保証するものではありません。」
他の症例等は京都整体日記(ブログ)をご覧ください・・・