2.身体の冷えからくる症状/不調・こんなのも冷えが・・・
前ぺーじの「冷えとは?その影響」を読んでもらい冷えについて、かなり理解していただいたと思います。
もう、冷え性だからとすませないでください !
人の身体は何があっても内臓を守ろうとします。身体のどこかに冷えが生じると、足先などの抹消に血液を送る働きを弱め、内臓にしっかりと血液を送り込み、内臓の活動を妨げないようにします。
冷えを放っておくと、信じられないほど様々な不調の原因になっていきます。
では、身体の冷えからくる様々な症状/不調について
まずは、代表的な肩こり
冷えの原因とされる自律神経のバランスが崩れると、血管の収縮や拡張がうまくできなくなり、血液の循環が悪くなり、乳酸という疲労物質が増加、蓄積されていくことで肩こりを感じます。
また、身体が冷える事で肩や背中の筋肉が過度に緊張し、血液循環が悪くなることも原因とされます。
マッサージなどをしてもらってもまたすぐこる方、冷えが隠れていませんか?
次は、むくみ
冷えを感じる人は、水分代謝のバランスが悪く、むくみを引きおこします。
足が冷えると細胞と細胞の間にある関質液が冷え、血流が悪くなり、血液が下から上に上がる働きが弱まり、下にうっ血した状態となり、むくみとして現れます。
夕方足が太くなったり、冷える事で腎臓機能が低下して、手や顔がはれぼったくなったり、これがむくみです。
足のむくみには足湯が一番です。
続いて、慢性疲労
身体が冷えたままの状態が続くと不眠やむくみ、ストレス過多に。
さらに、自律神経のバランスも崩れ、ますます冷え、この状態が長く続くとどんどん疲れがたまり、少しづつ慢性化。
そして、筋肉が緊張したり、血流が悪くなり体内には疲労物質の乳酸菌が増加、蓄積され、慢性疲労の状態に。
冷えなんか関係ない、暑くて暑くてと言われる方、冷えが極まってほてっている状態で血流が悪く、身体の硬い方にも多い様に思います。
そして、整体と関係のある身体の歪み
身体の歪みは、冷えと密接な関係があります。
特に骨盤が歪むことで冷えが誘発され、内臓そのものが冷えるとともに、正常な位置にとどまることができず、本来の機能を果せなくなってしまいます。
冷えて内臓が悪くなると便秘や下痢を引き起こしたりします。(腸の蠕動運動が正常に行われなくなります)
そして、身体が歪む事で、太りやすくなったり、身体のラインにメリハリがなくなったり、基礎代謝が低下し顔や足がむくんだりして、身体全体に様々な悪影響及ぼします。
また、冷えが慢性化することで、内臓が冷え、骨盤が歪み、骨盤内におさっまっている子宮や卵巣の位置がずれてきます。
するとスムーズな排卵が妨げられることに。ホルモンバランスも崩れ始め、生理痛や生理不順などがあらわれたり、そのほかの婦人科系の病気にかかりやすくなります。膀胱炎なども。
さらに、冷えの悪化により免疫力まで低下し、カゼを引きやすくなったり、感染症などにかかりやすくなったり、自律神経の防御システムが乱れ、さまざまなストレスに弱くなります。
アレルギー(花粉症など)も免疫力の低下が原因のひとつと言われています。
このように冷える事で体が正常に機能しなくなり、様々な不定愁訴や病気の原因となります。
動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、高血圧、ガン、リウマチ、アトピー、潰瘍性大腸炎、ぜんそく、うつ、自律神経失調症、不妊、耳鳴り、めまい、膝痛なども冷えが原因といわれています。
では、この冷えを解消するには、 お待たせしました!
その方法は、単純明快、やっぱりと思われる、
そうです、身体をあたためることです。
身体をあたためるといえばお風呂。それなら毎日はいってるけど??
そう毎日入るお風呂です。でも、その方法が問題なんです、入り方ひとつで結果が全く変わってきます。